▲キム・ギョンミン漢陽大教授・国際政治学 日本の軍事再武装が対応無策で急速に進んでいる。1998年8月31日、北朝鮮がテポドンミサイ ルを発射するやいなや再武装の道に本格的に入った日本は中国が尖閣を伺い始めるとすぐ決心 したように軍事力を増強している。北朝鮮が口実を与えたテポドンミサイルには諜報衛星4機体制 の構築で対抗し、地球上すべての物体を一日に一回探知できる水準になった。 中国の海洋勢力拡大に対し潜水艦16隻体制を22隻体制に拡大し、中国の潜水艦と水上艦が東 シナ海、南中国海に出る水中まで8隻の潜水艦を常時配置し牽制態勢に入った。北朝鮮のテポド ンミサイルを大気圏で迎撃するためのイージス艦も6隻体制から8隻体制に増やしムスダンリでミ サイル発射の兆候が見えさえすれば東海に2隻を急派するという。 空中給油機も2個部隊に増やす。1部隊に4機ずつであるから8機になる。戦闘機24機に空中 給油機6機が必要だから非常事態が発生すれば日本の戦闘機は24機がいつも空に浮いていら れることになる。 今、日本と中国の在来軍事力を評価すれば質的な面では日本が優勢で量的な観点では中国が 有利だ。潜水艦を例にあげれば日本は潜水艦外部に吸音タイルで武装した、そうりゅう級ステル ス潜水艦を保有し中国潜水艦に対し圧倒的実力を誇る。まだ本格的に試みられていないが日本 のロケットの実力はすでに大陸間弾道弾能力が確保された状態で軍事用ミサイル転用は時間の 問題だ。 外交的にも再武装の道に入った。安倍政権の集団自衛権政策構築で日本の軍隊は米国が外国 から攻撃を受ければ参加できるようになり、米国はこの政策を支持した。日本再武装を防いだ米 国が60余年ぶりに賛成に転じたのだ。米国の途方もない財政赤字で国防費負担が大きいのが 理由だ。 もし日本が実効支配している尖閣諸島(中国名:釣魚島)が中国の侵略を受ければ米国が自動介 入することになっている。日本の再武装でも中国の海洋勢力拡大はもはや止まりにくい局面にな っているのが韓半島をめぐる東北アジア情勢だ。中国は大陸南端の海南島に水中で出入り可能 な潜水艦基地を完工し、次期航空母艦が寄港できる埠頭を建設した。射程1500キロを越える東 風21ミサイルを東部海岸側にぎっしりと配置する計画で米国の航空母艦はむやみに接近できな いようになるだろう。 1945年第二次世界大戦が終わって70年近くなり韓国は周辺国の激しい軍備競争に直面している。 この状況をどのように打開すればよいか。まず、軍事的には最大限、不均衡戦力に対抗しなけれ ばならないだろう。日本と中国より経済力が弱い韓国が軍備競争で対処はできない。むやみに武 器だけ買うのは無理ではないか。防御力が高いミサイルや隠密な軍事力の潜水艦戦力で対抗し なければならない。 そして韓国が主導して軍備競争を減らす東北アジア平和プロセス体制をスタートさせなければな らない。そのためには韓日関係を早く改善しなければならない。日本の過去問題は持続的に追求 しても、巨視的側面から韓日関係は改善されなければならない。中国と違い、韓国と日本はそれ でも民主主義の経験が多い国だ。民主主義を中国に伝えてこそ東北アジアの平和と繁栄という未 来がある。だから好きでも嫌いでも日本を抱きしめて進まなければならない。外交通路とメディア を通じて韓日関係改善のための水面下の作業が真っ最中であることを知っている。 大乗的次元で韓国が先に手を差し出し、日本を抱きしめて中国との対話を進め武器購買競争状 態の東北アジアを経済繁栄の体制に変化させなければならない。東北アジアに平和の対話体制 を作る資格が最もある国が韓国だ。過ぎ去った歴史で韓国は周辺国を侵略したことがない国で、 国際的地位も世界の中の韓国になっている。度量が大きい外交の機会が韓国に来ている。 ソース:世界日報(韓国語) [韓半島筒日課東北アジア平和]<6>韓国‘度量が大きな外交’見せる時 http://www.segye.com/content/html/2013/12/13/20131213004178.html
コメントの投稿
トラックバック
この記事のトラックバックURL http://higedharma.blog90.fc2.com/tb.php/1851-f655a14a
≪ 前ページ | HOME | 次ページ ≫
copyright © 2018 (´・ω・`)ショボーン速報 all rights reserved.
FC2Ad